受診控えについて

外出自粛から緊急事態宣言、さらに緊急事態宣言の延長で受診を控えている患者さん達の口の中の環境が悪化しています。

ストレスというものが、体に及ぼす悪影響は古くから研究されていますが、歯に関して言うならば歯周病の悪化、ブラキシズムの増悪です。
歯周病の悪化では、副腎皮質から分泌されるコルチゾールの増加により免疫能の低下で説明がつきます。
コルチゾールはストレスホルモンと言われますから、コルチゾールが増加し歯周組織の炎症が悪化し、歯周病が進行するのです。
また、ブラキシズムいわゆる歯ぎしりもストレスによって増加します。
ストレスにより、睡眠時はおろか、日中も食いしばる事により、歯や歯周組織にダメージを与えます。
被せ物、詰め物が入っていれば歯は弱くなっている事もあるわけで、そうなると歯を割ってしまうことも珍しくありません。
今まさに100年に一度の災害で、ストレスと戦い、受診を控えている患者さん達の口の中の状態は悪化する一方です。
お願いですから、口の中に異変を感じた時は受診をして下さい。
でないと取り返しのつかない状態になってしまいます。
実際に違和感を抱えながら、自粛期間放置をした結果、歯を失う事になった患者さんが増えてきています。
どうか、受診を控えないようにして下さい。