コラム｜学芸大学駅で歯科・歯医者をお探しの方はたかばんデンタルクリニックまで

今回は歯磨き粉についてのお話です。皆さん歯磨き粉は歯ブラシにどの位出して使ってますか？歯ブラシのヘッド全部に乗るように出してますか？ だいたい歯学部の予防歯科学で習う歯磨き粉の適正量は歯ブラシのヘッド三分の一程度です。ブラッシングにあたり、歯磨き粉の役割というのは実はそれほど大きくなくて、磨いた爽快感や歯磨剤による着色の除去くらいです。フッ素入りとなるとまた話は違ってきますが、… 続きを読む

その昔、「マラソンマン」という映画がありました。ナチスの残党に主人公が追いかけ回される話です。 クライマックスは主人公がナチスに捕まり拷問されるシーンです。歯を削って、神経をつついて、悪党が主人公に「Is it safe？」と何度も聞くのです。歯医者嫌いにはたまらない描写です。歯の神経を刺激される痛みは、人間が感じる痛みのトップ3に入るようです。さて、日常診療では無麻酔で歯の神… 続きを読む

今や治療の選択肢として重要なものになったインプラントですが、実際にインプラント治療を受けた患者さんはどのようにして歯科医院を選択しているのでしょう？ と言いますのも、意外にインプラントのメンテナンスを治療を受けた歯科医院で受けていない患者さんが多いのです。 受けていない理由としては、引越して遠くなった、そもそも遠い病院で治療した、問題ないのでメンテナンスをしていないなど… イン… 続きを読む

金歯と銀歯の比較です。 個人的好みからいうと金歯です。とにかく歯に良く馴染みます。これは、金歯が歯と同じ硬さというのと、力が加わると延びるという特性からくる物で、歯と同じように擦り減ってとにかく非常に寿命が長いのです。仮に外れたとしても下が虫歯になっている事も少ないです。歯医者の間では、冗談で金歯はつけたら虫歯にならないからダメだという話があるくらいです。欠点としては材料費がか… 続きを読む

長期に渡りスプリント（マウスピース）を使用していると、だんだんとすり減ってきます。 さらに使い続けると写真のように穴が空く事もあります。ですから、ある程度使ったら作り変えた方が良いのですが、当院ではその目安を一年程度と説明しています。 一年も使うとだいたいのスプリントは黄ばんだり、ヒビが入ったり、すり減ったりで本来の機能は損なわれています。 続きを読む

顎が痛む、口が開きづらいといった症状に対する治療の第一選択はスプリント、いわゆるマウスピースの使用です。 顎が痛んだり、口が開かない、顎から音が鳴るという病気の総称を顎関節症といいます。 顎が痛む場合は、顎の筋肉が痛む、顎の関節が痛むなどありますが、原因の多くは夜間の食いしばりですから、スプリントの使用でほとんどの場合改善します。 問題は口が開かない場合です。 これは痛くて開け… 続きを読む

口臭についてのお話。 口臭をご家族に指摘されて来院される患者さんがいます。ご自分ではなかなか口臭は分かりませんが、知人友人くらいですとなかなか指摘してくれません。私など職業柄口臭には敏感ですが、なかなか友人に指摘するのには勇気がいります。 その点、ご家族ははっきりと言ってくれます。 それで来院されるのですが、口臭の原因は様々。やはりたいていの方は歯石が付いています。歯石の表面は… 続きを読む

今日は歯軋りのお話をします。 寝ている時に、歯を臼のようにすり合わせる動かすグラインディング、食いしばるクレンチング、カチカチと音を鳴らすタッピングの三種を併せて総称ブラキシズムと呼びます。 何故このような動きをするのかは想像の域に過ぎませんが、ストレス発散の一つともいわれています。 このブラキシズムを止めようとしても、なかなか難しく、この動きにより歯や歯周組織に大変な負担がか… 続きを読む

顎関節の発症には咬合は寄与しないと言われています。 それでも顎関節症は歯科医が診察すべきです。 それは何故か？ 咬合が原因で顎に痛みが出る事があり、その診断は歯科医しか出来ないのが一つ。 もう一つは、治療に使用するスプリント、いわゆるマウスピースの調整は咬合に対する専門的な知識が必要です。 軽症の顎関節症はほとんどがスプリントにより改善しますが、スプリントの咬合がおかしければ効… 続きを読む

口腔外科医たるもの、抜歯の上手さを自慢してはいけない、その技量を腫瘍や外傷の治療に活かすべし。と口腔外科時代の恩師に口酸っぱく言われました。 思うに口腔外科の抜歯とは、プロ野球選手のキャッチボールみたいなもので、基本中の基本出来て当たり前のものです。 ですから、抜歯について偉そうに語ったりはしないのが、口腔外科医たる者の矜持と思っております。 ネットでは親知らずというのが検索ワ… 続きを読む