コラムCOLUMN
正しく恐れる
何も分からずただコロナウイルスを怖がっていた頃より、かなり色々な事が分かってきました。
一人の患者が何人に感染させるかという数字、R₀(基本再生産数)は1.7程度。
この数字ですと、空気感染はほとんど考えられないという事になりますから、やはり感染様式としては飛沫感染、接触感染というのが常識的な考え方でしょう。
また、東京では現在10万人に1人の感染者数である事からほとんど感染者に接触の機会がありません。リスクが高いのは飛沫が飛んだ料理をシェアしたり、閉鎖空間で密集してマスクもしないで会話する事です。ですから、夜の街で飲み歩いたりしない限りは、感染する可能性はほぼないという事になります。
院内感染も当然コロナ受け入れの病院でのクラスター発生、また閉鎖病棟などの特殊な条件でのクラスター発生もあり、一般の病院での感染拡大は報告されていません。
4月あたりは随分とマスコミに叩かれた歯科もその後クラスターの発生はほとんどありません。
このようなデータから考えるに、しっかり感染対策をしていれば、感染を過度に恐れる必要もないのではないかと思います。
それよりも病院受診を控える弊害が出てきており、そちらの方が心配です。
当院では標準的な感染対策を行なっております。器具の滅菌、院内の消毒、定期的な換気などです。
空間除菌や術前の次亜塩素水のうがいなどは行っておりません。
過度ではなく、正しく恐れる事が重要と考えます。
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