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歯の痛みについて

歯の痛みは2種類しかありません。
実際はもっと沢山ありますが今回は話を単純にする為2種類しかないと考えて下さい。

2種類とは歯髄炎と根尖性歯周炎です。今回は話を分かりやすくするため単純に説明していきます。
歯髄炎は虫歯が歯の中の神経(歯髄)に到達して、歯髄の炎症が起きた状態です。
歯髄が炎症を起こすと歯の中で腫れ上がります。でも歯は腫れませんから、腫れ上がった歯髄が歯の中で膨張して歯に圧迫され痛みになります。この状態になると神経を取る処置(抜髄)が必要になります。歯髄が一旦炎症を起こすと自然治癒はありません。

で、この状態で処置をすれば痛みは取れ歯を残せます。

でも中にはこの状態で受診しない人がいます。
何日か痛みを我慢すると痛みが治まるからです。
歯髄が壊死すると一旦痛みが収まるのです。

ここで治ったと思い処置をしないと、壊死した歯髄に感染をきたして今度は根の先の方に向かい感染が拡大し、根の先の骨を壊し始めます。
これが根尖性歯周炎です。

やがて破壊された部分には膿が溜まり周囲の骨を圧迫して痛みを引き起こします。
ここまで来るとさすがに歯科を受診する人がほとんどです。
が、歯髄炎の状態より一歩進んでいますから、治療回数もかかりますし、治療成績も歯髄炎より悪く再発の可能性もあります。

ですから歯の痛みに自然治癒はないということだけは頭に入れていただいて、痛みが出たらすぐに歯科を受診するという事だけは忘れないでいただきたいのです。